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「何もしない演劇」は、可能でしょうか。
その急な問いの前に、
「演劇をする」という時、
人はなぜ行為をいきなり全面に押し出すのでしょうか。
私たちはその前提無しの行為に対して、まずは疑問の声をあげました。
劇的な行為へ向かうまでの、パフォーマンス。
一つのパフォーマンスが始まるまでの、パフォーマンス。
私たちは、そのことの方が、
いまの演劇に対して重要であると、信じております。
そのような「劇的以前の身体」は、きっと「何もしない」はずです。
もちろん、何もしないためには、何もしないための、
それを支える極めて周到なレイヤーが必要なのは確かです。
ところで、私たちの世代(10年代)は、すべてがデジタル化されたと言っても過言ではない時代以後から活動を始めた世代です。
演劇を見ることが、DVDやテレビ、ネットの写真で体験する方が多いし、あらゆる文化は、デジタル化された複製品の恩恵によって、
私たちはより多くを享受してきました。
「何もしない演劇」のためのレイヤーとはなにか。
私たちのパフォーマンスの、
今回のテーマは写真と身体の新しい関係性です。
それは、まさに今の私たちの出発点であり、
全く新しい「何もしない」ためのレイヤー。
演劇を「デジタル化された複製品の方」から、
考えるべきこととして捉えるとき、
一体何が起こるのかを見てみたかったのです。

三野 新

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